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👉 この記事は【薬剤師転職の全手順ガイド】のSTEP5に対応しています。
薬剤師の転職におけるSTEP5は「応募・面接」です。
応募から面接当日までの流れと、職場見学・逆質問でミスマッチを防ぐ方法を解説します。
特に業務量(処方箋枚数)・人員体制・教育体制は、長く働きやすい職場かどうかの重要指標です。
📌 記事で得られること
- 薬剤師面接の準備ポイントと回答作りのコツ
- 職場見学で確認すべきチェック項目
- そのまま使える逆質問リストと確認ポイント
応募から面接までの流れ(薬剤師転職の基本)

応募から面接までの基本フローは次の通りです。
- 求人へ応募(多くはエージェント経由)
- 書類選考(履歴書・職務経歴書の整合性を確認)
- 面接日時の調整(エージェントが代行してくれる場合が多い)
- 面接当日(職場見学を同日実施するケースあり)
エージェント利用なら、日程調整や条件交渉を任せられるため、準備に集中できます。
薬剤師面接の準備ポイント(志望動機・自己PR・想定質問)

面接は理由の一貫性と再現性のある実績が鍵。以下を準備しましょう。
1. 志望動機と自己PRの作り方
「なぜこの職場なのか」を、求人情報の事実(教育体制・業務範囲・店舗方針)に紐づけて具体化しましょう。成果は数値で補強すると説得力が増します。
2. 転職理由の整え方(ネガ→ポジ変換)
ネガティブな理由は事実として簡潔に触れるだけにして、「改善したい条件」や「自分が力を発揮できる部分」に言い換えましょう。
3. 想定質問と回答準備(STARで具体化)
よく聞かれる質問には、STAR(状況・課題・行動・結果)を意識して、具体的かつ簡潔に答えましょう。
- これまでの経験をどのように活かせるか
- 例:「忙しい調剤薬局で月◯枚の処方箋を担当し、効率的に対応してきた経験を御社でも活かしたいです」
- 自分の強みが職場にどう役立つか
- 例:「患者さんへの服薬指導で安心感を持ってもらえた経験を、地域医療でも発揮したいです」
- 今後どんな薬剤師として成長していきたいか
- 例:「在宅医療にも携わり、患者さんの生活全体を支えられる薬剤師になりたいです」
⚠️ 注意
履歴書・職務経歴書の誤字脱字はマイナス評価。提出前に必ず第三者チェックを入れよう。
職場見学で確認すべき項目(業務量・人員体制・教育体制)

見学は「雰囲気を感じる場」だけでなく、数値と運用を確かめる機会。以下をチェック。
- 薬剤師と事務スタッフの人数・役割分担
- 1日の処方箋枚数・ピーク時間帯の体制
- 在宅件数・残業の有無と発生要因
- 教育体制(新人研修・OJT・評価制度)
- 薬歴の記録方法(電子薬歴の種類・運用ルール)
💡 ヒント
スタッフ同士の声かけ、監査の滞留、ピーク時の待ち時間など、数字に出ない「現場の空気」も判断材料です。
逆質問リストと活用法(面接で好印象)

逆質問は「条件確認」だけでなく、職場理解の深掘りを示すサイン。下記から2〜3問選びましょう。
薬剤師転職で使える逆質問例
- 1日の平均処方箋枚数はどのくらいでしょうか?
- 新人薬剤師の教育はどのように行っていますか?
- 残業時間は平均でどれくらいですか?主な発生要因は?
- 今後の店舗展開やキャリアパスについて教えてください。
メモを取りながら質問し、回答は後の比較表に転記して意思決定に活かします。
⚠️ 注意
逆質問は2〜3問が目安です。多すぎると「条件確認ばかり」という印象を与える可能性があります。
もっと詳しく聞きたいことがある場合は、転職エージェントを通じて確認するのがおすすめ。給与レンジや離職率など聞きにくい情報も、代わりに聞いてもらえます。
逆質問チェックリスト(確認ポイント付き)
✅ 逆質問チェックリスト
質問例 | 確認できるポイント | |
---|---|---|
☐ | 1日の平均処方箋枚数はどのくらいでしょうか? | 業務量の総量、ピーク時の体制、残業発生の見込み |
☐ | 新人薬剤師の教育はどのように行っていますか? | 研修・OJT・評価の仕組み、指導者の有無 |
☐ | 残業時間は平均でどれくらいですか?主な要因は? | 在宅・繁忙期・人員不足など、残業の構造的要因 |
☐ | 今後の店舗展開やキャリアパスについて教えてください。 | キャリアアップ機会、配置転換の方針、将来性 |
逆質問の意図を一言添えると好印象です。
よくある失敗と注意点(その場しのぎの回答を回避)

待遇面だけの質問に偏ると「条件最優先」と見なされがち。まずは仕事観・運用理解に関する質問をしましょう。
逆質問で公式サイトに既に明記の内容を聞くのはNG。事前に調べ、面接でしか分からないことを深掘りします。
⚠️ 注意
待遇交渉は内定後に。面接段階は「フィット確認」を優先しよう。
まとめ|応募・面接では職場見学と逆質問でミスマッチ防止

STEP5の要点は数値×運用×雰囲気の三点確認。処方箋枚数・人員体制・教育体制を具体的に把握し、働きやすさを見極めましょう。
次のSTEP6では、内定通知後の確認事項(入社日、雇用条件、試用期間)を整理します。
シリーズ記事一覧
- ▶STEP1:薬剤師転職での自己分析チェックリスト必須条件/あれば尚可を整理して軸を作る
- ▶STEP2:薬剤師転職の情報収集のコツ求人市場・年収相場・口コミの集め方
- ▶STEP3:薬剤師転職エージェントの選び方と使い方併用のコツ/面談で伝えるポイント
- ▶STEP4:薬剤師の履歴書・職務経歴書の書き方職種別の見せ方とNG例
- ▶STEP5:薬剤師転職の面接対策と質問例見学・逆質問でミスマッチ防止
- ▶STEP6:薬剤師転職の内定後の流れ入社日・条件・試用期間のチェック
- ▶STEP7:薬剤師がスムーズに退職するための全手順就業規則・引き継ぎ・有休消化
- ▶STEP8:薬剤師転職の入社準備とチェックリスト初週の学習計画と立ち上がり